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日記

コンニャク芋からコンニャクを作って食べてみた

2017/06/22

とある道の駅でコンニャク芋を見つけました。

どどん!
こんにゃく芋
ツノが可愛らしいフォルム、300円です。
売ってること自体が珍しいので、思わず購入してしまいました。

珍しいというのも、コンニャク芋は栽培がとても難しいのだそうです。
1本の茎と葉しかないので、病害虫や台風の影響を受けやすいのです・・・


こんなものが野生に生えてたら何かと気になりますね。
一番はじめにコンニャク芋を食べようとした人の気持ちがよく分かります。

それでは、貴重な食材を手に入れたのですから、実際に作ってみましょう。
コンニャク芋からコンニャク作りに挑戦です!

コンニャク芋からコンニャクを作る~実践編

コンニャクの作り方は以下の通りです。

材料:コンニャク芋、ぬるま湯、炭酸ナトリウムなどの凝固剤

1.皮を剥いたこんにゃく芋を適当な大きさに切って、湯がいて柔らかくする。
2.ミキサーなどで、こんにゃく芋を粉砕する。
3.炭酸ナトリウムなどの強アルカリ成分とよく混ぜ合わせて固める。
4.固めたものを加熱する。
5.アクが抜けたら、お湯から引き揚げて完成。

何はともあれ、実践あるのみ!

まずは、コンニャク芋の皮を剥きます。
こんにゃく芋の皮を剥く
生のコンニャク芋にはシュウ酸カルシウムという劇物が多く含まれているため、必ずゴム手袋などをつけて直接触らないようにします。

皮を残しておくと黒いコンニャクに
黒いコンニャクを作りたければ皮ごと使います。
白いコンニャクを作りたければ、皮を剥いてから使います。

剥きたこんにゃく芋
ピーラーと包丁を駆使して、しっかり剥いてみました。

切って茹でる
コンニャク芋を適当に切ってお鍋に投入し、茹でます。

ぐつぐつ

柔らかくなってきたら、ミキサーへ投入します!
こんにゃく芋をミキサーへ

ミキサー前

ウィーン×3
ミキサー後

ミキサーにかけたこんにゃく芋
どろどろとしています。既に粘性は高め。

ミキサーにかけたこんにゃく芋
大きい容器に移しました。デンプン糊のような見た目です。

重曹を混ぜる
重曹を混ぜ合わせます。
本当は炭酸ナトリウムを使いたかったのですが、手元に無かったので重曹を代用しました。
重曹は炭酸水素ナトリウム。重曹を加熱すると、
2NaHCO3 -> Na2CO3 +H2O +CO2
の反応で熱分解し、炭酸ナトリウムになります。

重曹に熱湯を注いで、急いでかき混ぜたものをコネコネ混ぜ合わせました。

バットで固める
板コンニャクにしたかったので、バットに入れて固めます。
それらしくなってきました・・・!

丸めたこんにゃく
手で丸めたコンニャクも作ってみました。

こんにゃくを茹でる
それでは茹でていきます。

バットに入れていたこんにゃく
そいっ!

茹でる
着火。

・・・あれ?
【失敗の予感】こんにゃく
なんだかコンニャクが膨張してきました。

・・・バットに引き上げます。

大失敗!!

固まらなかったコンニャクwidth=

固まらなかったコンニャクさん。もうガッカリです。

くそう。でも貴重なコンニャク芋を無下にはしたくない。リベンジだ!

コンニャク芋からコンニャクを作る~リベンジ編

何故コンニャクが固まらなかったのか考えるにあたり、コンニャクの製法をおさらいしましょう。

材料:コンニャク芋、ぬるま湯、炭酸ナトリウムなどの凝固剤

1.皮を剥いたこんにゃく芋を適当な大きさに切って、湯がいて柔らかくする。
2.ミキサーなどで、こんにゃく芋を粉砕する。
3.炭酸ナトリウムなどの強アルカリ成分とよく混ぜ合わせて固める。
4.固めたものを加熱する。
5.アクが抜けたら、お湯から引き揚げて完成。

3番以外は手順通りに行なったことを考えると、今回の失敗の原因は、炭酸ナトリウムの代用として重曹を利用したことだと推測しました。

重曹を加熱すれば、
2NaHCO3 -> Na2CO3 +H2O +CO2
の反応で熱分解し、炭酸ナトリウムになります。

しかし、重曹は水に溶けにくく、65℃以上に加熱しないと熱分解が進まないようです。
重曹に熱湯を加えてかき混ぜるという方法をとりましたが、熱さが足りず、熱分解が十分に進まなかったのだと思います。

では、重曹ではなく、炭酸ナトリウムをちゃんと混ぜればいい!

***

ですが、炭酸ナトリウムって売ってないんですよね。
仕方ないので再び代用案。

「セスキ炭酸ソーダ」を投入します!
セスキ炭酸ソーダとは、炭酸ナトリウムと重曹から成る複塩で、両者の性質をあわせもっています。

アルカリの強さは、『 炭酸ナトリウム > セスキ炭酸ソーダ > 重曹 』
重曹よりも水に溶けやすく、重曹と同様に熱分解して炭酸ナトリウムになります。

熱湯を混ぜて、シュワシュワしているセスキ炭酸ソーダを鍋に入れてみましょう。

【リベンジ】セスキ炭酸ソーダを混ぜる

【リベンジ】セスキ炭酸ソーダを混ぜる

どきどき・・・

何とかなるだろうか・・・

セスキ投入前よりかなり丸まりやすくなりました。
板コンニャクは諦めて、1つずつ丸めて鍋に入れていきます。

丸めたこんにゃく

しばらく茹でます。・・・今度は膨張していません!

固まったこんにゃく

やったー!!!
無事固まりました。丸コンニャクです。

茹で上がったこんにゃく

実食と反省

少し大きめに丸めたコンニャクは薄くスライスしてお刺身コンニャクにしてみました。

さしみこんにゃく

一口サイズの丸コンニャクはおでんに。

おでんにこんにゃく

美味しい!市販のコンニャクより、しっかりした弾力。
コリコリと表現してもいいくらいの食感です。
失敗しながら作ったこともあって、感動もひとしお。

ただし、皮を剥いたコンニャク芋から作ったコンニャクは想像以上に白く、コンニャクらしさが出ませんでした。せっかく芋から作るなら、芋由来の黒さを味わいたいですね。

次回はコンニャク芋の皮を残して作ることにします。
それと、たまには化学の復習をしておきたいですね・・・ふぅ。


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