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日記

山くらげを食べてみた

「山くらげ」という食材をご存知でしょうか。
海くらげでも、きくらげでもなく、山くらげ。

山くらげ

じゃじゃん!こんな食材です。長野県のとある乾物売場にて手に入れました。
山くらげという言葉を聞いたときには山菜の一種かな?と思っていたのですが、説明書によるとその正体はレタスだというのです!

レ・・・レタス!?

それでは、謎のレタス「山くらげ」について、お伝えします!

西洋のレタス・日本のレタス・中国のレタス

紀元前から人々に食されていたというレタス。改良を重ね、現代では様々な品種が栽培されています。今回は、西洋・日本・中国で古くから食されてきた3種類のレタスを取り上げ、山くらげの正体に迫っていきましょう。

西洋のレタス:結球性の「玉レタス」

現代の日本人にとって最も身近なレタスは、球状の「玉レタス」ですね。このレタスが日本で広く栽培されるようになったのは1960年代以降だそうです。「レタス(lettuce)」の語源はラテン語の「乳(Lac)」。レタスの葉や茎を切った断面から白い乳状の液体が出てくることから、このように呼ばれるようになりました。

ちょうどプランターで育てていたレタスが頃合いだったので収穫してみると・・・
萵苣の液体
確かに白い乳状の液体が!
指にとって舐めてみると・・・すごく苦い。
レタスを食べた時に感じる苦みが凝縮されたような液体です。

実は、レタスの和名は「萵苣(ちしゃ・ちさ)」。これは「乳草(ちちくさ)」から変化したものです。西洋人も日本人も、同じことを感じていたんですね。

日本のレタス:非結球性の「かき萵苣(ちしゃ)」

日本では10世紀頃から栽培されていたと言われています。しかし、そのレタスは球状のレタスではありません。1697年に刊行された古文書である『農業全書』第四巻の挿絵によると、昔の日本のレタスはこんな感じです。

色彩は農業全書の記述を参考にしました

色彩は農業全書の記述を参考にしました


球状ではなく、まっすぐに伸びた茎を取り囲むように葉っぱが生えています。この葉っぱを下から“かき”とり、食用にしたことから『かき萵苣』と呼ばれていたのだそうです。
興味がある方は、国立国会図書館デジタルコレクションにて検索して頂ければ見ることができますよ!

中国のレタス:茎レタス(ステムレタス)

中国原産のレタスである茎レタス。日本のかき萵苣と同じく、非結球性のレタスです。茎は英語でステム(stem)と言いますので、ステムレタスとも呼ばれています。主に、若い葉と太い茎を食し、中華料理の炒め物などに使われます。

別名:アスパラガスレタス

別名:アスパラガスレタス


実はこの茎レタスが「山くらげ」の正体なのです!
茎を細く切って乾燥させると、くらげのような食感に変わることから「山くらげ」と呼ばれるようになったのだそうです。

ちなみに、茎レタスは晩夏に種植えして冬に収穫することができます。これは種から育ててみるべきではないだろうか・・・

山くらげとにんじんのキンピラ

いざ調理へ!
まず、山くらげを水で戻します。
水で戻す前の山くらげ
3~4時間ほど水に浸けるとふにゃふにゃになります。水の色が変化しているのは灰汁でしょうか、それとも椎茸の戻し汁のような出汁なのでしょうか。今回は使用を見送りました。
水で戻した山くらげ

そして、程よいサイズに切って煮込みます。
タカノツメで辛味をつけて完成です!
山くらげのきんぴら
こりこりショキショキで美味しい!!
歯ごたえのある食感とピリ辛がバッチリ合います!

山くらげのごま油炒めと山くらげチャーハン

もう一品。水で戻した山くらげを細かく刻み、ごま油と醤油、お酒で炒めてみました。ピリ辛がよく合うので今回もタカノツメを投入。
山くらげのごま油炒め
おお!美味しい!これだけでご飯が止まらなくなります!

・・・更に、そのごま油炒めを使ってチャーハンを作ってみました。
山くらげのチャーハン
うわあ!美味しい!!!
絶対美味しいだろうと思っていたけど、想像以上に美味しくてお箸が止まらないどうしよう!こりこりショキショキの食感にピリ辛が加わって、ザーサイとかピリ辛高菜に近い感じです。そりゃあチャーハンにも合いますよ!

当記事の一番上に掲載した写真の山くらげで、大人2人分のおかず×5回の量です。簡単に作れるし、少量で何度も楽しめるのでとってもオススメですよ!

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